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横浜のバス10社!横浜市民が運賃や乗り方、お得な利用方法も解説

横浜市営バス
よつば

「横浜バス案内」シリーズ初記事です。私は、横浜市営バスの混雑状況と接近情報を確認できるサイトを開発しました。これに付随して、主に横浜市内の路線バスについて解説する記事を拡充していきます。

横浜市は、起伏が激しいという地形の特徴に加え、駅から遠い山の上にも住宅地が広がっているような街です。そのため、バス路線が非常に発達しています。

しかし、横浜に限らず路線バスは地域ごとに乗り方などが異なっています。横浜においては、近年、各バス事業者で運賃改定をおこない、同じ区間でも運行事業者によって運賃が異なるようになり、さらに複雑化しています。

初めて横浜でバスを利用される方に向けて、「バスコム」の広報も兼ねて今後記事を追加予定です。

このページは、2025年10月現在の情報です。ダイヤ改正や運賃改定により変更がある場合がありますので、必ずバス事業者の公式サイト等で最新の情報を確認するようにしてください。

目次

横浜を走るバス10社

横浜市内では現在、次の10社局が路線バスを運行しています。

  • 横浜市交通局 – 横浜市営バス
  • 神奈川中央交通 – 神奈中バス
  • 東急バス
  • 京浜急行バス – 京急バス
  • 相鉄バス
  • 小田急バス
  • 川崎鶴見臨港バス – 臨港バス
  • 大新東
  • フジエクスプレス
  • 江ノ電バス

各事業者ごと、また路線ごとに運行エリアや運賃、そして乗り方が異なっています。

スクロールできます
事業者運賃外観(注)乗り方主なエリア
横浜市営バス大人: 220円
小児: 110円
クリーム色に青いラインのバス。
黄色または青色の水玉模様のようなバスあり。
「あかいくつ」「ベイサイドブルー」など専用車両もある。
前乗り後降り・先払い。市内の大部分と川崎市の一部。
(青葉区・旭区・戸塚区・金沢区は一部のみ)
瀬谷区・泉区・栄区には路線なし。
神奈中バス路線によって異なる。黄色にオレンジと赤いラインのバス。
最近デザインが変更され、車両前面と後面付近が赤色で、中央付近が白い車両も増えている。
路線によって異なる。市内の大部分。
鶴見区には路線なし。
東急バス【現金】
大人: 250円
小児: 130円
【ICカード】
大人: 240円
小児: 120円

※市内では【青55】のみ区間運賃制。
シルバーに赤いライン。
デザインは複数ある。
前乗り後降り・先払い。
一部路線では、降車停留所を申告する。
港北区・都筑区・青葉区が中心。
鶴見区・旭区にも路線はあるが、それぞれ【日93】【青23】のみ。
京急バス【金沢区の一部除く】
大人: 240円
小児: 120円
小児(小児用ICカード): 100円

※金沢区の一部では対キロ運賃。小児は半額。
水色と赤いラインのバス。対キロ運賃の路線は後ろ乗り・前降りの整理券方式。
それ以外は前乗り後降り・先払い。
※横浜市内では金沢区の一部に対キロ運賃の路線あり
横浜市は南東部(磯子区・金沢区など)が中心。
横浜駅(東口)へ乗り入れる路線もある。
相鉄バス路線によって異なる。
小児(小児用ICカード使用時)は一律50円。
白い車体にオレンジと青が入っている。
近年、色が濃くなった新塗装もある。
白い車体に緑色の模様が入ったバスもいる。
前乗り後降り・先払い。
一部路線では、降車停留所を申告する。
相鉄電車沿線が中心。
小田急バス【横浜市内運賃】
大人: 250円
小児: 100円
小児(小児用ICカード): 50円
車体は白で、赤い模様が入っている。
赤い部分には細い白いラインが3本ある。
前乗り後降り・先払い。市内では青葉区のみ。
臨港バス大人: 240円
小児: 120円
白い車体に赤と青のライン。前乗り後降り・先払い。鶴見区・港北区のみ。
大新東大人: 180円
小児: 90円
青い車両。前乗り後降り・先払い。金沢文庫駅~大型マンション間の路線のみ
フジエクスプレス
(横浜タウンバス)
大人: 220円
小児: 110円
白い車体に水色のイラストが描かれている。前乗り後降り・先払い。桜木町駅~みなと赤十字病院間の路線のみ
江ノ電バス路線によって異なる。オレンジ色とベージュのバス。前乗り後降り・先払い。上大岡駅・戸塚駅・大船駅中心。

※外観は、広告ラッピングの車両もあるため注意。近年はEV(電気自動車)バスなどの車両もあり、近未来的な外観の車両もある。

運賃の支払い

横浜市内のバスでは、70歳以上が利用できる敬老特別乗車証(敬老パス)が利用可能です。ただし、「あかいくつ」では利用できないようです。敬老パスは、前扉付近にある青い端末にタッチして利用します。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードは、敬老パス用の端末ではなく運賃箱の読み取り部にタッチします。

横浜市内のバスでは、SuicaやPASMO、ICOCAなどの全国相互利用の交通系ICカードが利用できます。もちろん現金も使えますが、一部路線はキャッシュレス専用で、現金が利用できない路線もありますのでご注意ください。

また、横浜市営バスの一部観光路線では、クレジットカードのタッチ決済が利用可能です。

前乗り後降り・先払い の乗り方

東京23区内や川崎市内と同じく、一部を除く横浜市内のバスは「前乗り後降り」の「先払い」方式が多数です。

この方式は、乗った区間に対しての運賃、というよりは、1回乗車に対しての運賃、といった感じです。1区間だけの乗車であっても、長い路線をずっと乗っても同じ運賃です。例えば、横浜市営バスの7系統(横浜駅前~川崎駅西口)を全線乗り通しても220円、これは電車(JR:230円 京急電車:240円)よりも安いです。

バスが停留所に到着すると、前の扉が開きます。乗車時に運賃を支払います(チャージや一日乗車券などの購入はこのときに申告する)。

降りる際は、降車ボタンを押し、バス停に停まると後ろの扉が開きますので、そこから降ります。降りる際にICカードのタッチなどの操作は不要です、そのまま降ります。混雑時や終点では、前の扉からも降りられます。

現金で乗車する際は、両替方式ではなく、おつりが出る方式です。例えば、220円の横浜市営バスに乗る場合、500円硬貨を入れると280円のおつりが出ます。520円を入れたい場合、20円を先に入れてから500円硬貨を入れないと、280円が出てくるためご注意ください。なお、1000円札以外の紙幣は利用できません。

臨港バス、横浜市営【7】は、以前は横浜市内と川崎市内で運賃が異なっていましたが、現在は川崎市内と同一の運賃となったため、乗車時に降車停留所の申告は不要になっています。

神奈中バスの乗り方

神奈中バスは、路線によって乗り方・運賃が異なります。

乗車時に確認する行先表示(LED方向幕)に「中乗り」と表示されているバスは、後ろの扉から乗ります。全国的に一般的な、乗車時に整理券を取り、降車時に運賃を支払うタイプです。ICカードを利用する場合は、整理券を取る代わりに乗車時・降車時に読み取り機にタッチします。

表示器に「中乗り」と表示がないバスは、前乗りの先払い方式です。ただし、市営バスなどとは異なり、区間によって運賃が変わる路線があります。その場合、降りる停留所名を乗務員に申告する必要があります。あらかじめ降りる停留所を調べておく必要がありますね。

読み方がわからない場合や筆談が必要な方の場合、あらかじめ停留所名を書いた紙を用意する、スマホの画面を見せるなどの工夫をすれば大丈夫です。

東急バスの乗り方

東急バスは、基本的には横浜市営バスなどと同じ「前乗り後降り」の「先払い」方式ですが、ICカード利用時と現金利用時で運賃が異なることに注意が必要です(現金は10円高い)。

また、横浜市内では、【青55】系統のみ区間により運賃が異なります。これは神奈中バスと同様、乗車時に降りる停留所を申告する方式です。なお、隣町 川崎を走る五反田行きの【反01】も同じ方式です。

相鉄バスの乗り方

相鉄バスは、綾瀬営業所(横浜市内には路線なし)以外は「前乗り後降り」の「先払い」方式です。一部路線は、神奈中バスと同様乗車時に降りる停留所を申告する方式です。

均一運賃の路線は基本的に240円ですが、【旭20】は250円、【旭80】は220円です。

区間によって運賃が変わる路線は【旭1】【旭6】【旭19】【旭21】【旭22】【旭23】【旭24】【旭26】【旭27】【旭28】【旭29】【旭30】【旭32】【旭33】【旭34】【旭37】【旭80】【旭87】【旭88】【旭89】【旭99】【浜17】【116】です。

小児用ICカード利用時、小児は一律50円となります。現金やまとめて支払うなどで小児用ICカードを使わない場合は、大人運賃の半額です。京急バス、小田急バスでも金額は異なりますが同様の制度があります。

大新東バスの乗り方

金沢文庫駅と大型マンション間のみと、実質住民専用の かなりローカルな路線のため、利用する機会はほとんどないでしょう。

交通系ICカードの利用可否や乗り方など情報が少ないのですが、ICカードは2025年4月から利用可能になっています。乗車方式は横浜で主流の前乗り・先払いです。

江ノ電バスの乗り方

江ノ電バスも、「前乗り後降り」の「先払い」方式で、均一運賃でない路線の場合は降車する停留所を申告するタイプになっています。

横浜の江ノ電バスで均一運賃なのは、【A1】【A12】【A15】【A3】【A31】【A4】【A45】【A5】【D1】【D10】【D12】【D13】【D2】【D21】【D3】【D4】【D46】【S3】【T3】【T5】【T55】【T6】【T61】【T7】で、このうち【T3】のみ210円、それ以外は220円です。

完全キャッシュレスバス

2025年11月1日より、相鉄バス【旭15】でも完全キャッシュレス実証運行をおこなう予定ですのでご注意ください。詳細は記事執筆時点ではアナウンスがありません。

横浜市営【109特急】【ベイサイドブルー】は、令和8年2月28日まで「完全キャッシュレスバス」の実証実験を行っているので注意です。109系統特急は観光バスタイプの車両、ベイサイドブルーは連節バス(2両編成のバス)のため、すぐに見分けがつきます。

この実証実験バスでは、現金が利用できません。交通系ICカードのほか、クレジットカードのタッチ決済と、ベイサイドブルーのみQRコード決済が利用できます。運賃は一般の路線と同様、220円(小児110円)です。

なお、一日乗車券や敬老パスなどは通常の路線と同様利用できます。

  • タッチ決済
    • Visa
    • JCB
    • American Express
    • Diners Club
    • Discover
    • 銀聯
  • QRコード決済
    • PayPay
    • 楽天ペイ
    • d払い
    • au PAY
    • メルペイ
    • WeChat Pay
    • Alipay
    • PromptPay
    • JKOPAY
    • GLN

ちなみに、クレジットカードのタッチ決済は、ほか観光路線でも利用可能です。ただし、ときどき「ぶらり三溪園BUS」「ぶらり野毛山動物園BUS」の専用車両が一般路線を走ることがあり、その場合は利用不可となります。

  • ベイサイドブルー(連節バス)
  • あかいくつ(赤いレトロ風のバス)
  • ぶらり三渓園BUS(緑色の車両)
  • ぶらり野毛山動物園バス(黄色の車両)
  • 109系統 特急(観光バスタイプ)

お得に乗る方法 (乗り放題情報)

IC一日乗車券の情報は、1枚のICカードに1件しか書き込めないため、複数事業者の一日乗車券を購入したい場合は注意が必要です(上書きされてしまいます!)。

IC一日乗車券が書き込めるカードはSuicaまたはPASMOのみ、あるいはPASMOのみという一日乗車券もあります。また、IC一日乗車券は現金購入ができません(チャージする必要があります)。さらに、横浜市営地下鉄と横浜市営バスが乗り放題の「市営地下鉄・バス共通1日乗車券」は、バス車内で購入することができません(駅またはスマホアプリで購入します)。

乗り放題の一日乗車券が存在する事業者もあります。横浜のバスは均一運賃が多いため、元を取りやすいです。

おすすめは横浜市営バスの一日乗車券です。3回以上乗れば元が取れ、運行範囲も広いためうまく利用すればかなり安く移動できます。

なお、共同運行(便によって担当事業者が異なる)を含め、他社路線では利用できません。例えば横浜市営バスの一日券であれば、横浜市営バスでしか利用できず、同じ区間でも民営バスには乗れません。

事業者一日乗車券
横浜市営バス【バスのみ】
大人: 600円
小児: 300円
【地下鉄+バス】
大人: 830円
小児: 420円
※購入方法に注意
※地下鉄のみの一日乗車券もあるため注意
※ほかに「みなとぶらりチケット」などもあり
神奈中バス大人: 1,300円
小児: 650円
東急バス【バスのみ】
大人: 560円
小児: 280円
【東急電車+バス】
大人: 1,110円
小児: 560円
京急バスなし
相鉄バスなし
小田急バス大人: 680円
小児: 140円
臨港バスなし
大新東なし
フジエクスプレスなし
江ノ電バス大人: 700円
小児: 350円
※スマホで購入する

横浜市営バスの一日乗車券は、バス車内(乗車時)に購入できるのは、ICバス一日乗車券のみです。地下鉄も利用可能なタイプは、バス車内では購入できないため、あらかじめ駅で購入するか、スマートフォンアプリ「myroute」で購入します。

江ノ電バスの一日乗車券も、デジタルチケットのみとなります。スマートフォンアプリ「EMot」あるいはWebサイト「EMotオンラインチケット」で購入できます。

以前は各民営バスも220円だったのですが、多くの事業者で値上げを行い、横浜市営バスは220円のままです。路線の範囲が広く、一日乗車券もあるため、横浜市営バスの使い勝手はとても良いです。横浜市営バスを利用すれば、川崎駅から磯子方面まで、西も長津田駅まで路線がありますので、時間がかかっても良いのでとにかく安く移動したい場合は重宝します。ただし、これら末端区間方面の路線は本数が少ないことが多いため要注意です。川崎駅へ乗り入れる【7】系統は私もよく利用しますが、本数が少ないうえに非常に混雑するため、個人的には苦手です。ちなみに、冒頭で紹介したバス混雑度予測サイト バスコムを開発したきっかけが、この7系統の混雑だったりします。

市民目線で横浜のバスを考察

横浜市は、起伏がある地形で、駅から遠い丘の上にも街が広がっているような都市です。私が住んでいるところも、駅まで徒歩30分、その間には山をいくつも超える必要があるので、バスが非常に発達しています。下手な電車よりも本数が多いかもしれません。

そのため、横浜市民にとってバスはなくてはならない存在です。しかし、それは、混雑しやすいということを意味します。さらに、高齢者が利用可能な敬老パスなどもあるため、それこそ7系統のような主要駅を結ぶ長距離路線は混雑する傾向にあります。

また、そのような地形ゆえに、狭い道やカーブ・坂道が多いため、乗車の際は手すりやつり革にしっかりとつかまってください。電車やバスを利用する際は必ずつかまるべきですが、このような特徴があるため横浜のバスはとても揺れます。混雑しやすいこともあり、大きな荷物がある方はタクシーの利用も検討すると良いでしょう。

さて、私が住んでいるところは臨港バスがメインの地域なのですが、240円に値上げしてから、多少歩いてでも市営バスばかり利用するようになりました。一日乗車券も充実しているため、市営バスはとても使い勝手が良いです、本数が少なく混雑することを除けば。そのため、バスコムは自分で開発して自分でも役立っている便利なアプリだと思っています。

乗り慣れていないバスを利用するのは、「分かりづらい」「緊張する」という方が多いかと思いますが、バスコムの開発を機に、横浜のバス事情を案内するコンテンツも拡充していきますので、バスコムとあわせて活用してくださるとうれしいです。

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